節分といえば「恵方巻き」。
お正月を過ぎるとおいしそうな恵方巻きのチラシやポスターを見かけるようになりますよね!
昔はなかった恵方巻き。
今はみんな知ってる恵方巻き。
いつから流行ったのか、誰が流行らせたのか気になり調査しました。
今年(2024年)の恵方も併せてご紹介しますね!
恵方巻きって昔はなかったのにいつから流行ったの?
恵方巻きは昔はなかったのに、
節分になるとスーパーやコンビニなど
あちらこちらでおいしい
恵方巻きが販売され、
いつの間にかすっかり全国的に
節分の風習となっていますね。
昔はなかったのに
いつから流行ったのでしょうか。
調査をすすめていくと、どうやら
2000年以降に全国に広まり
本格的に流行っていったようですね。
ミツカンの調査によると恵方巻の認知度は、
2002年時点で53 %、
2005年には88 %となり
インターネット調査・ネットリサーチの
マイボイスコムが
2023年2月1日~5日に実施した調査によると
認知率は95.9%。
2000年以降に認知度が上がって
現在では国民のほとんどの方が知り
ブームとなりました。
もともと関西圏では、昔ながらの風習と言い切れませんが、太巻きのお寿司を食べる風習がありました。
後述のコンビニの販売戦略やメディアや広告の影響等により、恵方巻きが全国的に節分の風習となって流行っていきました。
恵方巻きを流行らせたのは誰⁉仕掛けたのは・・・
では、ここまで流行らせたのは一体誰なんでしょうか。
結論から申し上げると、
セブンイレブンが「恵方巻」と名付けて全国展開したことで普及。
仕掛けたのはセブンイレブンですね。
流行らせたのはセブンイレブン
と言っても過言ではありません。
恵方巻きの起源や発祥については、
「花街の遊び」からはじまったとする説、
江戸時代後期~明治時代に
「幸運を願って食べた」とする説など、
諸説ありますが、
風習化・流行化までのざっくりとした流れを
時系列でご紹介すると
- 大正時代
大阪の花街で「お新香を巻いた海苔巻き」を恵方に向かって食べて縁起を担いでいた。 - 1973年(昭和48年)
大阪海苔問屋協同組合が「幸運巻きずし」というネーミングで太巻き寿司のポスターを作成。寿司屋の店頭に貼り出して販売促進キャンペーンを行って広めていった。 - 1974年(昭和49年)
オイルショック後の海苔の需要拡大を狙い、「巻き寿司早食い競争」を節分イベントとして開始。 - 1977年(昭和52年)
道頓堀で行った「巻き寿司早食い競争」がマスコミに取り上げられ、知名度が上がっていった。 - 1980年代
ファミリーマート、セブンイレブンが地域限定で販売を開始。1983年(昭和58年)コンビニではファミマが先駆けて大阪府・兵庫県で販売。
1989年(平成元年)にセブンイレブンが「恵方巻」とネーミングし、広島県の一部の店舗で販売を開始。 - 1990年代
セブンイレブンが販売エリアを拡大、1998年(平成10年)全国展開をしたことで知名度が急速に上がる。大手スーパーや百貨店のほか、小売店なども参入。 - 2000年代以降
地方の小規模スーパーなども販売促進に力を入れるようになり、コンビニの販売戦略やメディアや広告の影響で全国で認知されるようになる。
ちなみに、少々横にそれますが、
2007年には日本全体で約3000万本売れ、
2008年は2月2日と2月3日の2日間だけで
セブン-イレブンは388万本、
コンビニ大手3社で約700万本の販売を記録したそうですよ。
風習化・流行化までの流れを見ると、
大阪で発祥した風習が徐々に広がり、
ファミリーマートや
セブンイレブンが目をつけ、
セブンイレブンがネーミングして
全国に仕掛け、
コンビニでの販売に伴って
宣伝活動が活発になり、
大小様々なお店やメディアでも
取り扱われるようになり
恵方巻きが日本全国天下統一、
ブームとなっていった・・・
そんな感じでしょうか??
今年(2024年)の恵方(方角)は?
2024年(令和6年)の節分は2月3日(土)
恵方は
「東北東やや東」です。
「東北東やや東」を向いて
今年も大きな口開けて
黙々とおいしくいただきま~す♪
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